PetaPixelにソニーの新レンズ400-800mm f/6.3-8 G OSSをナミビアでテストしたレビューが記載されています。
Field Testing the New Sony 400-800mm f/6.3-8 G in Namibia
野生動物写真家として、800mmのズームレンズには大きな魅力を感じる。そこで今月、ナミビアのOngava Game ReserveとOkonjima Nature Reserveに持ち込み、1週間かけてテストを行った。
第一印象
このレンズは内部ズーム機構を採用しており、ズーム時の重心の変化がなく、ホコリの侵入も防げる。サイズ感は200-600mmに近く、手に取った瞬間から馴染みやすかった。重さは2,475gと決して軽量ではないが、長時間手持ち撮影しても扱いやすかった。
オートフォーカス性能
ソニーのG Masterレンズに匹敵するAF性能を発揮。高速リニアモーターのおかげで、近距離から遠距離へのフォーカス移行もスムーズだった。暗所ではISOを上げる必要があったが、それでもAFの精度は高かった。
絞り値と低照度性能
開放F値はf/6.3〜f/8と明るいとは言えないが、800mmの焦点距離を活かせば、被写体の背景を美しくボケさせることができた。高ISOノイズも最新のカメラとノイズ除去ソフトを活用すれば問題なく、夜明けや夕暮れ時でも十分な画質を確保できた。
2倍テレコンバーターとの相性
2xテレコンを使用すると、800-1600mm f/13-16となるが、意外にも実用的だった。光量のある環境ではAFも問題なく機能し、特に動物の瞳AFが1600mmでもしっかり作動した。
他のレンズとの比較
- 100-400mm:コンパクトで明るいが、遠距離の被写体には不向き。
- 200-600mm:バランスの取れた万能レンズ。ただし、あと200mmのリーチが欲しくなる場面も多い。
- 400-800mm:最も長い焦点距離を誇り、強力なAF性能を備える。低照度では制限があるが、それを補うズームの利便性が魅力。
ズームレンズの実用性
サファリでは車両の位置が制限されるため、ズームができることの利点は大きい。ナミビアの美しい黄色い花が広がる風景の中で、広角から超望遠まで瞬時に構図を変えられるのは非常に便利だった。
総評
ソニーの400-800mm f/6.3-8 G OSSは、手持ち撮影が可能な超望遠ズームとして非常に優秀。低照度での制約はあるものの、軽量かつ扱いやすく、特に鳥や遠距離の野生動物撮影に最適だと感じた。単焦点レンズを完全に置き換えることはないが、今後の撮影で頻繁に使用するレンズになるだろう。
ナミビアでのフィールドテストの詳細は、動画でチェックしてほしい。
アフリカの大地で実際に使用してきたレビューで、野生動物を撮影するには800mmという焦点距離は必要なようです。最新のレンズらしくオートフォーカスはGM並み、画質については言及されていませんが少なくとも悪くはなさそう。200-600と比べると広角側の画角が狭くなるため、超望遠域に特化したズームレンズとしての立ち位置のようです。

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