Canon R5 II ラボテストで優れたダイナミックレンジやローリングシャッターを発揮

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CineDにCanon EOS R5 Mark IIのラボテスト結果が記載されています。

Canon EOS R5 Mark II Lab Test – Rolling Shutter, Dynamic Range and Exposure Latitude

Canonの人気ミラーレスカメラ「EOS R5」の後継機、「EOS R5 Mark II」が登場!8K 60fpsの12bit RAW動画撮影、4K 120fps(音声付き)、4チャンネルオーディオ、IBIS、Canon Log 2、冷却グリップの採用など、多くの新機能を搭載しています。本記事では、CineDの標準ラボテストの結果を詳しく紹介します。

ローリングシャッター性能

  • 8K DCI(17:9):ローリングシャッターは17.3ms(前機種の15.5msよりやや遅い)。
  • 4K「Fine」モード:8Kの画素をオーバーサンプリングしているため、同じく17.3ms
  • 4K「Normal」モード:ラインスキッピングやピクセルビニングを活用し、9.7msと大幅改善!
  • 4K 120p:さらに速くなり、7.1msに。

4K「Normal」モードはドキュメンタリー撮影に最適なバランスの良いモードと言えます。

ダイナミックレンジ(ISO800)

  • 8K CRAW(12bit):SNR=1で12ストップ、SNR=2で10.8ストップ。RAW特有のノイズ感が強いが、ポスト処理次第でさらなる情報を引き出せる。
  • 8K XF-HEVC(10bit):SNR=1で13.1ストップ、SNR=2で11.9ストップ。ノイズリダクションによりディテールが若干損なわれる。
  • 4K「Fine」(10bit):SNR=1で14.2ストップ、SNR=2で13.3ストップ!このクラスのフルサイズカメラとしてはトップクラスの性能を誇る。

特に4K「Fine」モードは、高いダイナミックレンジを持ちながらノイズが少なく、扱いやすい映像を生成します。

露出ラティチュード(耐性)

  • +4EVのオーバー露出まで問題なし。
  • -3EVのアンダー露出までは綺麗に復元可能。
  • -4EV以降になると、紫色の色かぶり水平ストライプノイズが顕著に。
  • -5EVは厳しく、ノイズリダクションを使用しても厳しい結果に。

他社のフルサイズ機と比較すると、8ストップのラティチュードは標準的な結果。ただし、水平ストライプノイズが欠点となりそうです。

まとめ

EOS R5 Mark IIは、映像制作において優れた性能を発揮するカメラです。
ローリングシャッターの改善(特に4K「Normal」モード)
優れたダイナミックレンジ(特に4K「Fine」モード)
ポスト処理を前提とすればCRAWの潜在能力も高い

しかし、極端なアンダー露出時の固定ノイズ(水平ストライプ)や紫かぶりは課題となるでしょう。

Fineなしの4kは用途がいまいちわかりませんでしたが、ローリングシャッター性能が他のモードと比べてかなり優れていますので、激しく動く撮影時には選択肢に入りますね。
ダイナミックレンジは8kオーバーサンプリングのFineが優秀な性能を発揮し、トップクラスの性能とのこと。

総じて初代R5よりも着実に性能が良くなっていることが分かります。

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