Canonはヴィンテージデザインのカメラの需要を認識している

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phototrendにCP+でCanonにインタビューした記事が掲載されています。

Canon Interview CP+ 2025 : “There is a high demand for vintage-looking cameras”

CP+ 2025: キヤノン幹部インタビューまとめ

CP+ 2025にて、キヤノンの幹部陣—イメージング事業担当VP兼ゼネラルマネージャーの徳良剛氏、IBO(イメージングビジネスオペレーションズ)製品担当の加藤学氏、IBO開発担当の塩見泰彦氏、IBO光学担当の日比哲士氏—と対談しました。

EOS R1とR5 Mark IIの販売状況

2024年に発表されたフルサイズカメラEOS R1とR5 Mark IIは予想通り好調な売れ行き。特にR5 Mark IIは供給が安定してきているものの、R1は依然として品薄状態とのこと。

EOS R1の位置づけとR3との違い

R1はプロ向けフラッグシップ機として開発され、信頼性を重視。R3と画素数は同じだが、AF性能やローリング歪みの改善、EVFの進化など、プロ向けに最適化された仕様となっている。

R5 Mark IIとの違い

R5 Mark IIはスチルと動画の両方に対応するハイブリッドカメラ。対してR1は過酷な環境下でも確実に最高の写真を撮影できる設計。プロは「1」のナンバリングを信頼する傾向があり、それを満たす仕様となっている。

ハイブリッドレンズの需要

動画撮影の需要拡大に伴い、写真と動画の両方に対応するレンズの開発が進んでいる。特にZシリーズの新レンズは、この流れに対応したもの。

新AFモーターVCMの特徴

RF 24mm, 35mm, 50mm F1.4の新単焦点レンズにはVCMモーターを採用。高トルクに対応し、大きく重いレンズでもスムーズに動作可能。今後、望遠ズームにも採用の可能性あり。

RFマウントとサードパーティ製レンズ

現在、フルサイズRFマウント向けのサードパーティ製レンズは登場していないが、キヤノンはユーザーのニーズを注視しながら戦略を進めている。

APS-Cの展開について

2024年はフルサイズ中心だったが、APS-Cも重要な市場であり、今後の展開に期待してほしいとのこと。

3D・VR分野への取り組み

Appleとの協業を通じ、3D映像技術の可能性を模索中。ただし、市場の拡大はまだ見られず、パートナー企業との連携がカギとなる。

PowerShot V1の1.4インチセンサー採用理由

従来の1インチセンサーより高画質を実現するために1.4インチセンサーを採用。さらに、長時間撮影を可能にする冷却ファンも搭載。

コンパクトカメラ市場の戦略

市場縮小により供給が不足していたが、現在は生産を拡大中。将来的な展開に注目。

ヴィンテージデザインの可能性

AE-1の50周年を迎える2026年に向け、ヴィンテージデザインのカメラに対する関心は認識しているが、デザインと操作性の両立が課題。

70-200mm F2.8L IS USM Zのカラーバリエーション

スチル撮影向けには従来通り白、動画撮影向けには黒を用意。動画撮影者の要望に応えた形となった。

コンピュテーショナルフォトグラフィの取り組み

ソフトウェアとハードウェアの両面から進化を続ける。AIの活用や、ユーザーに好評な技術をカメラ本体へ反映させる方針。

コンテンツ認証機能の導入

2025年中にEOS R5 Mark IIやEOS R1でコンテンツ認証機能を提供予定。

まとめ
キヤノンはプロ向け・ハイブリッド機の開発を強化しながら、APS-Cや3D分野にも注力。ユーザーのニーズに応える製品展開を進めており、今後の動向に期待が高まるインタビューでした。

ヴィンテージデザインのカメラに需要があることは承知していますが、デザインとカメラ性能のバランスをとることがかなり難しいようです。先日発売されたOM-3はまさにヴィンテージ風カメラの典型例で、ソフト面は最新のカメラ性能をしています。一方でハード面はどうしてもデザイン重視で使い勝手が多少悪くなってしまいます。そこが受けているポイントでもあると思いますが。

他にはAPS-Cの市場も重視しているとのことなので、噂のEOS RVが発売されるかもしれませんね。

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