
Canonが新しいAPS-Cサイズのカメラ「EOS R50 V」を発表したね

Vlogとか日常の記録にぴったりって聞いてさ〜、ちょっと気になっちゃって

「でも、他のカメラとどう違うんだろ…?よ〜し、比べてみるしかないよねっ!
EOS R50 Vのスペック

項目 | EOS R50 V |
---|---|
発売時期 | 2025年5月 |
有効画素数 | 約2,420万画素 |
動画性能 | 4K60P(1.5倍crop) |
Log撮影 | ○ |
手ブレ補正 | 電子式+レンズ内光学式 |
被写体検出AF | ○(人物・動物・乗り物) |
マイク指向性 | × |
メカシャッター | ×(電子のみ) |
重量(バッテリー込) | 約370g |
本体サイズ(mm) | 119.3*73.7*45.2 |
ISO感度 | 100〜32,000 |
価格帯(ボディ) | 約10万円〜 |
センサーサイズはAPS-Cで、重量は軽く、ファインダーが無いためサイズもバックに入れやすい大きさです。動画に特化したカメラということで、メカシャッターは搭載されていません。動画性能はクロップされますが4k60pで撮影可能で、4:2:2の10bitでlog撮影もできるので、映像にこだわりたいニーズに応えています。
オートフォーカスはAIにより制度が向上し、被写体検出と追跡が可能です。

最近のカメラはlog撮影ができて当たり前だね


R50 Vの大きな特徴は操作性にあるでしょう。ワンボタンでlive配信可能だったり、カメラ前面に動画撮影ボタンがあるなど、撮影者が被写体であることが前提の設計です。

前面ボタンがあればvlog撮影するときかなりストレスが無くなるね!
他の競合カメラと比較

項目 | EOS R50 V | Sony ZV-E10 II | Nikon Z50 II | FUJIFILM X-M5 |
---|---|---|---|---|
発売時期 | 2025年5月 | 2024年8月 | 2024年12月 | 2024年11月 |
有効画素数 | 約2,420万画素 | 約2,600万画素 | 約2,090万画素 | 約2,600万画素 |
動画性能 | 4K60P(1.5倍crop) | 4K60P(1.1倍crop) | 4K60P(1.5倍crop) | 6.2K30P / 4K60P(1.18倍crop) |
Log撮影 | ○ | ○ | ○ | ○ |
手ブレ補正 | 電子式+レンズ内光学式 | 電子式(アクティブ) | 電子式 | 電子式 |
被写体検出AF | ○(人物・動物・乗り物) | ○(人物・動物) | ○(人物・動物・乗り物・飛行機など) | ○(人物・動物・乗り物) |
マイク指向性 | × | オート・前方・全方位・後方 | × | 全方位・フロント・バック・フロント&バック |
メカシャッター | ×(電子のみ) | ×(電子のみ) | ○(あり) | ○(あり) |
重量(バッテリー込) | 約370g | 約377g | 約550g | 約355g |
本体サイズ(mm) | 119.3*73.7*45.2 | 114.8*67.5*54.2 | 127*96.8*66.5 | 111.9*66.6*38 |
ISO感度 | 100〜32,000 | 100〜32,000 | 100〜51,200 | 160〜12,800 |
価格帯(ボディ) | 約10万円〜 | 約12万円〜 | 約12万円〜 | 約13.6万円〜 |
比較の対象となるカメラはセンサーサイズがAPS-Cで、log撮影可能なカメラを選んでいます。それぞれのカメラごとに見ていきましょう。

最近はどのメーカーも動画性能の高いカメラに力を入れているから新しく発売したものばかり
Sony ZV-E10Ⅱ

Sonyのvlogカメラで性能は類似しています。メカシャッターレスで重量はほぼ同じ、ISO感度も同じです。異なる点は4k60pのクロップ率、オートフォーカスの性能、内蔵マイクの指向性の有無、バッテリー容量でしょうか。
クロップ率はZV-E10Ⅱの方が優秀で、より広い画角で撮影できます。内臓マイクもZV-E10Ⅱは前方や後方が選択できますが、R50 Vは選べません。
バッテリー容量もZV-E10Ⅱはフルサイズカメラと同等のNP-FZ100(2,280mAh)ですが、R50 Vは容量が小さいLP-E17(1040 mAh)となっていて、撮影時間に不安があります。
逆にオートフォーカスはR50 VがAIフォーカスがありますが、ZV-E10ⅡはAIユニットが搭載されていないため、R50 Vの方が優れていると思われます。
また、価格は定価ベースでみるとZV-E10Ⅱが152,900円、R50 Vが113,300円と約4万円の差があるので、多少の性能差は仕方がない所があります。
レンズはサードパーティーが多いSonyに分がありますが、Canonでもサードパーティーレンズが解放され始めたので、そこまで気にすることもないかもしれません。

R50 Vの価格が10万円を切れば結構食いついちゃうかも…
Nikon Z50 II

NikonのAPS-Cカメラでは最新機種ですが、動画に特化したカメラではありません。Z30がそのポジションなのですが、log撮影できなかったため、Z50 IIを比較対象として挙げています。
比較しているカメラの中では唯一ファインダーがあり、メカシャッターを搭載、プリキャプチャー機能があったり30コマ/秒の高速連写ができたりと、写真を撮る機能が充実しています。ISO感度も他のカメラに比べて高く、感度耐性が高いと思われます。
動画性能はlog撮影ができて4k60pのcrop率が1.5倍と、R50 Vとさほど変わりません。live配信ボタンや前面に動画開始ボタンなど便利な機能などは搭載されていません。
大きな違いは大きさと重量でしょう。ファインダーのでっぱりや握りやすいグリップは、操作性をよくするものですが、同時に携帯性を犠牲にしています。R50 Vと比べると一回り大きく、重量は180gも増加してしまいます。価格もやはり差があるので、写真を快適に撮る必要がないならR50 Vを選択することにでしょう。

Z50Ⅱは写真を撮るなら欲しい機能がいっぱいだわ
FUJIFILM X-M5

メカシャッターを搭載しながら高性能な動画機能も持つX-M5です。ファインダーは無くクロップされますが30コマ/秒の高速連写が可能と写真を撮る機能は十分あります。
動画性能は他の比較カメラにはない6.2kでの撮影が可能で、しかもオープンゲート撮影ができます。これは通常の動画サイズが16:9に対して、センサー全域を活用した3:2のサイズで撮影することです。要は上下途切れていた部分も動画撮影できるようになるということです。
他には内臓マイクの指向性を選ぶことができたり、4k60pのクロップ率がそこまで高くなかったりと、動画性能だけならトップだと思います。
さらにカメラのデザインは機能性よりもデザイン性を重視していて、サイズも小さく持ち運びしたくなります。
気になる点は標準ISO感度が低い点くらいです。
ネックな点はこれだけ高性能で比較的安価であったためか、2025年3月末時点では供給がストップしているため、手に入れようとなると定価より高い値段で買うことになります。

気になっていたカメラだけど、定価を超える価格で買うほどではないんだよね
EOS R50 Vをおすすめする人

・写真にそこまでこだわりがなく、動画撮影をこだわりたい
・価格はなるべく安く済ませたいけど、最低限の性能は欲しい
・重たいフルサイズよりもAPS-Cで機動力を重視したい
・Canonのレンズを所有している、もしくは将来的に他のCanonカメラも購入予定
やはりvlogなど動画撮影をメインとした人におすすめします。スマホからステップアップしたい場合にはピッタリでしょう。そして軽くて比較的価格が安いので、初心者や女性にも扱いやすいものだと思います。
機能面では比較したカメラと大きく違うことはないので、他のCanonのカメラやレンズをみて決めてもいいでしょう。購入したレンズが後々役に立つかもしれません。

予約は4月1日(火)午前10時から、気になる人はチェックしてみて
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